Negative Room
奥側の目立たない部屋。室内の95%以上がゲーム。(2005 september 8th=入居開始)
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そこにあるのは確かに生きた街。「グランド・セフト・オートIII」
・メーカー=Rockstar Games(日本語版発売元:カプコン)
・ジャンル=クライムアクション
・プラットフォーム=PS2,Xbox(※),PC
※:Xbox版はVCとセットになったダブルパックで販売

評価=☆10

いろいろな所で注目されて、ある意味説明不要な感じがする本シリーズだが、レビューなんで説明しておこう。「グランド・セフト・オート」、通称「GTA」シリーズはアメリカのロックスターゲームによって誕生したクライムアクション。今回のGTAIIIは初代の追加ディスクである「London1969」を含めると4作目にあたる。
アメリカでは2001年に発売され、瞬く間に人気が爆発。結果的に全世界で約800万本を売り出した怪物ゲームとなった。日本でもゲーマーの間では早くも注目され、中にはPS2本体を改造して海外版をプレイする猛者も現れたが、2003年にカプコンがロックスターと契約して日本版が発売したことでようやく多くの人々がプレイできる環境になったという訳である。

まずはストーリーを

アメリカ最悪の街、リバティーシティー。その街のどこかで銀行強盗が発生していた。仲間とともに手持ちの武器を使ってこなしていく主人公。強盗は成功し、その場から逃げようとしたその時、仲間であったカタリーナの裏切りにあう。彼女は「ごめんね。野心に犠牲は付き物よ。」というと主人公に向けて銃を発砲して逃走する。主人公は奇跡的に命に別状はなかったものの、ブタ箱行きされてしまった・・・。
それからいつの日がたっただろうか。嵐の夜の出来事であった。囚人になった主人公を乗せた護送車がストートン島からポートランドの刑務所に向かって、ポートランドとストートン島を繋ぐキャラハン橋を渡っていた時の事。突如待ち伏せしていたコロンビア・カルテルの襲撃に遭う。それは計画的に行われ、警察のコンピュータのデータベースが何者かに侵入され、犯罪者の情報の特定が困難になっていた。襲撃したカルテルの手によって次々と護送車から降りる囚人たち。そして主人公も護送車から脱出できていた。その場にいた爆破物のエキスパートである8ボールと顔を合わせる主人公。だが安心したのも束の間、カルテルが投下した高性能爆弾が炸裂したのである。一瞬にして半壊したキャラハン橋。島同士を繋ぐ地下トンネルであるポータートンネルが未完成の中ポートランドは陸の孤島と化していた。大爆発から生き延びた主人公は8ボールと共に再び裏社会で活躍すべく、近くにあった車に乗り込んだ・・・。
・・・そう、全てはあの時裏切ったカタリーナに復讐を果たすために。


ゲームの内容はアメリカ最悪の街と言われる架空都市リバティーシティでどんな車も自在にパクれる能力を持つ主人公を操作し、マフィアなどの依頼人から依頼を受けて、それをこなしていくと言うもの。俗に言うミッションクリアタイプのゲームです。受ける依頼の内容は、送迎みたいな簡単なものから、要人の殺害、特定のブツの窃盗や回収、爆破などといった国家権力のお世話になりそうなものまでいろいろある。中にはストリートレースで優勝しろといった変り種まである。またタクシーや救急車のような特定の車両に乗ることにより受けられるストーリーには直接影響しないミッションもあり、例えばタクシーであれば運転手になり、客を目的地まで乗せて小遣いを稼ぐといったこともできるのだ。
本作での凄いところは、街の作り込みが凄まじく高いところと自由度の高さにあるだろう。街の作り込みの高さだが、路上を走っている車や人はこれまでのようなただのオブジェクトではなく、一つ一つにAIが搭載されており、自分の意思で動いているのだ。例えば路上に人をしても、ただただ黙々と歩いているだけの人もいれば、誰かと話をしている人もいる。また、ケンカをしている人もいれば、突然起きた交通事故現場を見に行く人もいる。現実の生活で当たり前のように起きている事がこのゲームでも当たり前のように起きるのである。
そしてゲーム中は時間が流れており、時がたてば夕日が沈み夜になり、やがて朝日が昇り、時には雨が降ったりするのだが、これもただの外見上の演出だけではなく、時間帯によって街中を歩く人の種類が変わるという凝りようだ。昼では労働者の姿が目立ち、夜ではホームレスやコソ泥の姿が見え始めるという感じにだ。
しかし、全てが現実に沿っているわけではなく、ゲーム的な要素もある。例えば、車をおもっきりぶつけても簡単には壊れないし、車同士の衝突事故が起きても、その後は何事もなく車は走っていく。それにパトカーをパクったりロケランをぶっ放しまくり、戦車に乗ったりなど、現実ではまずできない事がこのゲームでは簡単に行うことできる。
このゲーム的な要素と現実のリアルな要素がバランスよくまとめられ、特に違和感を感じさせないようにできてるのがこのシリーズの素晴らしいところである。
次に自由度の高さだが、これはいかなるときでもプレイヤーが行える行動に幾多の選択肢があるという事である。例えばゲーム中に「ある車を壊せ」というミッションが登場するのだが、ショットガンや手榴弾で料理するという手もあれば、壁にぶつけまくって壊すという手もある。さらには海に落とすという手もあれば、スクラップ場に持っていき、処分するという手もあったりと、遂行方法はプレイヤーの数ほど・・・といえば言いすぎかもしれないがそれだけ多彩なのである。
そしてそれは、依頼を受けていない自由行動の時にも当てはまり、ひたすら街中を探索するのもありだし、車をパクって街中のドライブを楽しむのもよし、タクシーでひたすら小遣いを稼ぐこともできる。路上を歩く人にケンカを吹っ掛けることもできるし、ロケランを撃ちまくる殺人鬼と化してひたすら国家権力と戦闘し、「国のお尋ね者」になることも、挙句の経てには戦車で暴走することもできるが、それをどうするかはすべてプレイヤー次第なのである。
これらの要素がうまくまとまり、プレイヤーに「街にいる」という感覚を与え、他では味わえない独特の面白さを醸し出しているのである。

あと個人的にナイスと思ったのは最後のミッションであるTHE EXCHANGEの展開。いままで持っていた武器が全て没収されて、不利な状況下の中で現地調達した武器だけで進めていく展開は自分の中でかなり新鮮に感じた。このミッションは戦車があれば楽にクリアできてしまうのだが、戦車を使用せずに挑戦したほうが弾数管理などの緊張感があって面白いです。
あとはこのゲームも他の海外作品同様、チートコードという裏技コマンドが存在するのだが、この中にある「一般市民武装チート」がかなり面白い。プレイヤーが銃を撃つと逃げる所か、逆に持っていた銃で襲ってくる辺りが素敵過ぎます。特に「どう見ても自爆テロです。本当に(ry」としかいい様がない一般市民のロケランの使用方法は一見の価値ありです。

これまで良点ばかり挙げてきたが欠点もないことはない。まずはマップ関係の機能がいまいち使いにくいという点。プレイ中、常時画面左下にプレイヤーの周辺のマップが表示されるのだが、続編のバイスみたいに細かい色分けがされておらず、どれが陸でどれが道路でどれが海なのかというのがいまいち分かりにくくなっている。パッケージの中にはマップ表が同梱されているが、これも街全体を斜め上から見下ろした感じで書かれているのでとても使いにくい代物になってしまっている。この手のゲームは地理が得意なほど有利になるゲームなだけに、地理が苦手な人にも分かりやすいよう、もう少し配慮がほしかったところ。
次はバイスと比べてストーリー性が薄い点。本作の主人公は台詞をしゃべらないためからか、ムービーデモ時にキャラ同士のやり取りがあまりされないのである。確かにストーリー中に急に展開が変わるところがあるのだが、キャラ同士の賑やかなやり取りがないと、ゲームを進めていくにつれてどうも「おつかいをされている。」という感じが否めないのである。ストーリー性を求めている人にはそこら辺、少し覚悟が必要かも。
3つ目はカメラワークの動きがやや激しいためか、3Dに弱い人には少々キツイ点。前にこのゲームを友達に貸してやったところ「面白いのは面白いけど、長時間プレイすると酔う。」という感想をいただきました。3D酔いをする方はこれも覚悟しなければなりません。
そして最後はバイスシティ、サンアンドレアスといった続編が登場している中、後発の作品をプレイした後でこれをプレイすると、できることが少なく寂しいプレイになる点。だがこれに関しては後発の作品は先発の作品よりパワーアップしているというのが一種の宿命となっているで、仕方ないだろう。そうと割り切ってプレイするしかない。

といろいろと書いてきましたが、世界中でヒットしたゲームだけあって面白いことは確かです。ゲーム自体の難易度は覚えゲーの要素があり、決して簡単ではありませんが、癖のある作品が多い洋ゲーの中で万人向けに作られている数少ない作品なので、洋ゲーに対して尻込みしてる人は一度プレイしてみては如何だろうか。
もちろん、新しいものが好きな人や、このシリーズには興味あるんだけど?な人にもお勧めです。個人的にはこの「街にいる」という感覚を多くの人に味わってほしいと思っています。
<後書き>
まぁ、ここまで書いてきて前に「深くは書けない」とか言っといて物凄く長い文になってしまったのですが、これもこのゲームが好きだからなんでしょうね。実際、これがやりたくてPS2買ったようなものだし。
つーか、2年以上もプレイし続けても全然飽きる気がしないのは自分だけでしょうかね?今もPC版プレイしてますし。(死
しかし、ずっと前にカテゴリー立てておきながら今まで放置していたのは申し訳ない・・・。
あ・・・これでIIIのレビューを書いたので近いうちに今度はバイスのレビューを書きたいですね。
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